マーケティング戦争

マーケティング戦争 全米No.1マーケターが教える、勝つための4つの戦術マーケティング戦争 全米No.1マーケターが教える、勝つための4つの戦術
アル・ライズ ジャック・トラウト 酒井 泰介

翔泳社 2007-04-20
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今までいわゆるマーケティング関連の書籍を読んだことってなかったのですが、
たまたま書店で手に取ってみたら読みやすく、かつ面白そうだったので、購入。


で、読破してみての感想なのですが、
けっこう的を得た内容だなあというのが率直な感想。
過去の著名な事例(戦史といった方がよいかも)を交えて説明しているので、
やや自己アピール的なくだりがありつつも、(訳の仕方のせいかもしれませんが)
最終的には非常に納得のいく内容でした。


よく、「孫子の兵法を学ぶ」、みたいな本を見かけたりしますが、
マーケティング戦争とリアルな戦争の違いは、人を殺すか殺さないかの違いだけ、
と言い切ってもいいのかもしれませんね。


自分も広告業界の端くれにいて、常々感じてたことなのですが、
広告ってマーケティング活動の中の戦術の中の一つにしかすぎない割に、
コストが大きいために、過大な責任をなすりつけられてるんじゃないですかね。


広告だけでなく、マーケティング戦略全体に関わるようなことがしてみたい、
なんてこの本を読んで思ったりしました。
そのためにも、現場を経験しつつ、たまには勉強も必要だと実感。
評論家になるつもりはないですが、日々の活動のベースとなる理論武装も必要ですね。